木彫

28日目

ちっちゃい方は着色しました。
大きい方はたまには違う方から写真をとってみました。
雑用もだいぶ終わり後はつくるだけです。
明日から手渡しでDM配りはじめます。
郵送は1月に予定しています。

人とのちょっとしたことでのすれちがい。
僕は自ら距離をおくほうです。

友人の

展覧会見にいきました。
１日に６会場！7会場目はオープニングで飲み過ぎて行けませんでした。
主要な東京の街を連続して回ると、
街によってファッションや人が違うのに気づきます。
表参道と銀座は洗練されてて好きです。
自分とのギャップで空間がちがってみえます。
池袋や上野は空間がなじんでいます。

水道橋のあまりにまずいラーメンに感動しました。
今日は久々にぐっすり寝ます。
明日は彫刻の完成を否定しつつ
完成に向かい、
自分のなかの矛盾と戦いながら
まずいラーメンに感動した自分との関係性を考えようと思っています。
あまりのまずさは感動します。

24日目

１月にはいって１週間しか彫れないことに今日きづきました。
いよいよあせってきましたが、まあなんとかなるでしょう、たぶん。
完成した！という作品はいまだありません。
というか、完成が何なのか理解できません。
作品制作の日数もいちおう掲示していますが
木に手を入れる前にデッサンやら、塑像やら、イメージしたりやらで
ほんとの制作日数は違うだろうし、
つるつるにして、色を塗ったら完成というわけではないし
ひょっとして80才ぐらいになってちょっと手をいれて完成かもしれないし
500年後埃まみれになって朽ちてから完成かもしれないし
彫刻ってそんなものだろうし、
もともと完成もないかもしれないと思う今日このごろです。
実はまったく焦っていません。
今こうやってウイスキーを呑みながら今日の制作はどうだった、
明日はどうしてやろうとかいうのも制作日数にはいるかも。
個展で展示する作品だけではなく
次の作品も考えはじめています。

22日目

とりあえず家での作品を着色し、DMのための撮影をし、DM発注しました。
とりあえず１段落しました。多少ゆっくりできます。
作品は、すべての部分の日（手の日、とかかってに毎日きめていました）
が終わり全体に手が入りましたがばらばらな部分があるので
ここからが勝負かなと思っております。
完成がどういったものかさっぱり分かりませんが
時間いっぱいまで最善をつくします。
明日も早く起きよう！満員電車はほんといやです。
失礼なサラリーマンもいやですが、
それにイライラする自分の心も大変嫌なものです。

あー

飲み過ぎました。
たいして酔っぱらっていなかったのですが
電車を乗り過ごし気づいたら所沢でした。
いつものごとく線路沿いを歩けば帰れるだろうと思って歩くと
まったく違う線路をたどって歩いていました。

2時間歩き到達したのは入曽という駅。
聞いたことがありません。
方向音痴もここまでくればたいしたものです。
始発もまだだしまた来た道をひきかえしました。

田舎を思い出すような風景が続き、
自分のだらしなさに嫌気がさしつつ、
怠惰な自分の生き方にも嫌気を感じながら、
唄を歌いながら新所沢につきました。

大雨で靴も服も濡れたのですが
風邪はひいていませんでした。

加えてさわやかな気分。
前もこんな感じありました。
歩くのは精神にいいみたいです。

制作はというと、
部分で今日は足の日とか、手の日とかきめて
小品と等身を同時に仕上げに向かわせています。
不器用な人間なので自分なりのおかしなセオリーがないと完成しません。

本日は家で作品に着色します。
2ヶ月以上前から焦っています。

いま現在

ある過去の著名な彫刻家のアトリエをかりています。
今日は、というか土日はここで制作しています。
年中無休で木を彫っていますがいまだこれといった傑作はありません。

作品に手ははいりますが、やはり哲学がないとなかなかよい形はできていません。
表面をなめたり、人形のようにきれいにつくったり。
過去の作品は実験のようなもので、なかなか自分に繋がらず
自分にとってリアリティーがありません。

今年度に入り様々な具体的変化がありました。
パソコンをうつ手もいつのまにかごつごつとなり時間を感じさせます。
どっしりとかまえて仕事をしたいと考えています。

過去愛した彫刻は、10年をおいてやっとまた好きになれました。
昨日であった友人である彫刻家（友人といえど65才）に感謝。

尊敬する作家の足跡をおいながら
アトリエにある過去の作家の息吹を感じながら
日々反省しつつ、生きている途中です。

今はお金はないが幸せです。

14日目

制作日数忘れそうなのでブログやります。
写真は今回はお休み。そのかわり雑談。
カミューの太陽が眩しかったので人を殺したという文章があります。
キリストは「はじめに言葉ありき」と語りました。
僕ははじめに存在ありきだと感じます。

様々な感情や、世の中の事象や、それらのものって、
とくに理由はないと感じます。もっと大きな実存があるのかもしれませんが。

知り合いのアーティストのオープニングパーティーにいきました。
広いパーティー会場で豪勢な食事。多くの楽しそうな人々。
しかし僕はなにも満たされません。


自分の気持ちに正直になりたいです。