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柳原義達先生

久方ぶりに柳原義達先生の作品を見る機会がありました。

10代半ば彫刻家を目指しはじめたころ、
市役所前のクジャク鳩のブロンズ作品をよく見に行ったことを思い出しました。

一つの展示室に置かれた作品群は、作家の生き様をそのまま表現しているようでした。
その重厚な空間の入り口に立ったとき、自分の未熟さや今の行動、言動を恥じずにはいられませんでした。

同じ大学の先輩は、苦しい時代でも制作に励み、生命の偉大さを語っているのに、
自分はなにをやっとるんだ、なにを足踏みしているんだ、なにを言い訳しているんだ、なにを求めているんだ、本質を求めてたはずだろ、真剣に生きているはずだろ、本気なんだろ、、、自分に語りかける良い時間でした。

帰り道、温泉につかり、止まらぬ咳に苦しみながら家に着き、
テレビを見るように若冲の画集を眺め、まだ見ぬ自分の新作に夢を広げました。

# by persona272005 | 2008-06-29 21:35  

見返りを求めないプレゼント

見返りを求めないプレゼント_a0039504_16143947.jpg


無償のプレゼント
例えば花に水をやると、美しく咲いた花が自分に元気をくれる

自分の得を考えない献身は一見見返りがないようだが
しっかりと自分に返ってくる

自分が幸せになれなくても、だれかを幸せにすることはできる

わたしの話を聞いて、聞いての、
自己主張だらけで、そうしないと生きられないエゴの化け物の世の中で、
大人になるとダメだと叱ってくれる人もいない、
陰ではやされて、かわいそうで、
思いやりから怒られても?な顔をする
私は悪くないのよ、人が全部悪いのよ、世の中が悪いのよ、
被害者づらした加害者、そういう自分もそうなのだが、

そんな今の世の中

ふと見返りを求めないプレゼントに癒され、手伝いたくなりました
信頼や感謝や愛情や思いやり
真っ白な心からの気持ち

# by persona272005 | 2008-06-14 16:57  

忘却の果てに

忘却の果てに見えてくるものがある。


焼き尽くされ、跡形も無く灰になったときに残る、


熱を持った、ただの灰汁であるのだが、


その残滓に美しさを感じ、糧とする。

そうやって自分を慰める。
明日からも同じ繰り返しだろう。
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# by persona272005 | 2008-05-23 23:28  

紫陽花

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# by persona272005 | 2008-05-11 15:31  

non title

雀が無邪気に合唱している
苦しみを知らない幸せよ

雨が降り日が落ち
部屋の四隅よりいつとなく
寒さは忍び寄る

温かき光は瞬きもせず
乱雑なるアトリエのさみしさよ

今も頭に微笑するかの人を思えば
この作品は悪戯に近し

「芸術は唯巧妙なる約束の因襲なるを」
それを笑って、
一杯の盃に泣かむとす

# by persona272005 | 2008-05-10 18:30